新型コロナウイルス

新型コロナウイルス新型コロナウイルス感染症(COVID-19)とは、2019年末ごろに発生し、現在世界中で流行している感染症です。
感染すると発熱やせき、息苦しさなど、風邪と似た症状が現れます。進行するとウイルスが肺に入り込んで肺炎が起き、呼吸困難を引き起こします。
軽症で済む場合もありますが、中には重症化して命に関わるケースもあります。

新型コロナウイルスの症状

  • 発熱
  • 乾いた咳
  • 嘔吐
  • 腹痛
  • 下痢
  • 嗅覚・味覚の異常

子どもも大人も感染する可能性は同じです。症状も大人と似ていますが。特に乾いた咳と発熱がよくみられます。また、小さな子どもは症状を大人にきちんと伝えるのが難しい傾向にあります。そのため、普段の様子と違っていないか、様子を見ていくことが大事です。

受診の目安

上記に挙げた症状のほかに、以下のような様子が起きた場合も速やかに受診してください。

  • 息苦しそうな様子
  • いつもと違う行動をとっている
  • いつもよりイライラしている
  • お腹が痛いと訴えている
  • 唇や顔全体が青白い
  • 目が充血している
  • 起きあがれない
  • 胸が痛い、苦しいと言っている

子どもは重症化しやすい?基礎疾患がある子どもは要注意

子どもは大人より重症化しにくい傾向にあります。しかし、二歳未満の子どもや、小児ぜんそくを持っている子どもの場合は、重症化リスクが高いため要注意です。
基礎疾患によっては重症化リスクや対処法が異なるため、まずはかかりつけ医まで相談してください。
そして、ご家族の方は感染しないよう、日ごろから感染対策を行いましょう。

子どもをコロナウイルスから守る予防方法

手洗い・うがい

外出先から帰ってきた際は、必ず手洗い・うがいを行ってください。手洗いは、手首や爪、指の間を20秒以上かけ、丁寧にこすり洗いしましょう。その後はきちんと流水ですすぎ、使い捨てペーパータオルなどで拭いてください。手洗いはコロナウイルスだけではなく、インフルエンザやその他感染症の予防にもなります。
どうしても手を洗えない環境にいるときは、ハンドジェルなどで消毒しましょう。

マスクの着用

マスクの着用

症状がなくても、コロナウイルスに感染していることもあります。マスクは症状がなくても、周囲にうつさないために着用する必要があります。また、他人の飛沫からコロナウイルスに感染するのを防ぐためにも、マスクは有効です。
特に二歳以上の子どもには、ぜひマスクの着用をお勧めします。

ソーシャルディスタンスを取る

ソーシャルディスタンスを取る

外出しないのが一番の対策ですが、幼稚園や学校など、子どもは人の多い環境にいる機会が多くあります。
少しでも人混みの多い場所を避けたり、周りの人から距離を取ったりするなど、他人との接触をできるかぎり避けてください。

顔に触らない

コロナウイルスが侵入しやすい目や鼻、口を触らないように注意しましょう。

子どもの新型コロナウイルスワクチン

子どももワクチンを受けるべき?ワクチンのメリット・デメリット

子どもの新型コロナウイルスワクチン

大人と同様に、子どももワクチンの効果があると報告されています。
特に基礎疾患のある子どもについては、ぜひ接種することをおすすめいたします。
また、子どもコロナウイルスやワクチンについて、理解させることも重要です。理解度は年齢などによって異なるため、イラストや平易な言葉を使い、ワクチンのメリット・デメリットを理解させてみましょう。

メリット
  • 打った本人が感染しにくくなる
  • 感染しても発症・重症化を防ぐ可能性が高くなる
  • 家族や友達への感染が防げる

など

デメリット
  • 打った部分が痛くなったり、熱が出たりする(副反応)
  • まれにアナフィラキシーショックを起こすことがある
  • まれに軽度の心筋炎を引き起こす

子どものコロナワクチンにおける副反応

ワクチン接種後、コロナウイルスに対する免疫が得られる間に、副反応が現れる場合があります。副反応は接種してから翌日以降に現れ、数日後に治まります。副反応は以下のような症状が多く出ますが、個人によって異なります。

  • 注射部分の痛み
  • 発熱
  • 倦怠感
  • 頭痛
  • 筋肉痛・関節痛
  • 寒気
  • 下痢

など

ワクチンで副反応が出た時は

発熱や痛みは、市販の解熱鎮痛剤や非ステロイド性抗炎症剤(ロキソニン・イブなど)でも対応可能です。特に発熱が起きている場合は、こまめに水分を摂りましょう。
発疹やかゆみが出た際は、患部を冷やしたり市販のステロイド薬や抗ヒスタミン薬(塗り薬)を塗りましょう。

当院で行う新型コロナウイルスの検査

当院は、新型コロナウイルスの診療機関です。PCR検査(抗原検査)を行っており、症状がない方も自費で検査を受けることができます。
PCR/抗原検査では、鼻の奥の粘膜や唾液から「今感染しているか、感染していないか」がわかります。

検査のご予約は、WEBまたはお電話より受け付けております。
ご来院の際は本人確認のため、健康保険証をご持参ください。また、マスクの着用にご協力ください。

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